3月 羽生の杜「俳句・連句講座」

2024/03/10

10日は羽生の杜「俳句・連句講座」でした。
今月は羽生の杜での開催で朝10時からお昼までが俳句、午後は連句になりますが講師を含めて10人の参加者でした。自主講座になってからも新しいメンバーが徐々に増えております。
少し冷たい風が残ってましたが晴天に恵まれ、羽生の杜敷地内の吟行から始まります。ミモザは満開、菜の花も咲き始めて初春を実感できるなかでの句作です。
以下は今日の代表作(お一人様一句)になります。
烈風の杜を菜の花染めてをり         萩原澄江
一片の鬱混じりたる木の芽時         宇田川肇
菜の花や風を背に皆さからはず        箭内敏枝
呼び鈴に手櫛をつかふ春の月         藤 千波
落椿踏めばあやかし身の内へ        今井多紀子
黒北風や甕の底にも晴の空          佐藤徹心
沼の町ある夜音なく鳥帰る          加藤陽子
小学校の校歌ふと出る春の空        佐々木有子
通過する新田蒲生涅槃西風(ねはんにし)    田中秀夫
糠星(ぬかぼし)のおぼろへ消ゆるあしたかな  鈴木了斎
お昼はいつも参加者のお二方が準備された手料理でみなさんのお腹と心を満たしてくださいます。約1時間の休憩をとり、そして午後はたっぷり2時間以上の連句会です。
番外編ですが、講師の鈴木誠一郎さんが昼時にギターでの弾き語りを披露されました。私は同席できなくて残念でしたが。

 
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