羽生の杜子育て応援フードパントリー開催

2024/08/17

17日は羽生フードパントリー偶数月担当の羽生の杜子育て応援フードパントリー開催日でした。
前日の㈱イオンアグリ創造㈱様へトマトをいただきに伺った時には激しい雨に見舞われましたので台風の通過状況を心配してましたが、この日は台風一過の猛暑日となり朝からガンガン猛烈な日差しのなかで40℃に限りなく近いなかでの開催となりました。
今回から野外テント張って利用者さんの受け取り作業と大きなもの(トイレットペーパーやティシュペーパー)の受け渡しをテントのもとで行えるように設置しました。
朝早くに都内から仲山さんがボランティアとして参加してくださるとの知らせで羽生駅に迎えに行くところからの始動となりました。
9時には予定通り地元のスーパー・ケンゾ―さんが先日申し込んで購入しておいた食料を2トンロングで搬入。早速、仲山さんとマンちゃんと私の3人でパントリー建屋に積み下ろし作業です。今回はお盆休みの最中ということや体調を崩されて来られなくなったなどでボランティアの数が圧倒的に少なくて、私を含めて総勢7人という少人数でした。通常は前日に仕分け作業は済ましておくのですが今回は当日朝から作業することを決めてあったので、9時半過ぎ頃からボランティアさんが集まって来られました。各人の役割を決めて清水さん主導のもと仕分け作業に入ります。予定外の作業として今回は個人様からいただいていたお米(90㌔)などの精米、袋詰めの作業もありました。午前中ぎりぎりで何とか間に合い、休憩と昼食をとって午後1時開始に備えます。
私どもフードパントリー活動の最近の深刻な課題のひとつにご支援いただく食材が以前に比べて減少傾向にあることが挙げられます。パントリー活動団体が増えているため絶対供給量は変わっていないかもしれませんが活動団体が増えることで配分が少なくなっていると言えるかもしれません。
活動団体が増えているということは必要とされる方が増えていることとイコールでもあります。民間で行うこのような活動にはもともと限界があるわけですが、そこに頼らざるを得ない必要とされる方が増えているというのはやはり社会システムに問題があると言わざるを得ませんね。世の中では賃金が上がったと喧しいのですが、この活動の周りでは全くそんな気配さえ感じ取ることはできません。いや、もっと深刻度が増しているとさえ感じるのです。
パントリーを開催日一週間くらい前になると利用者さんから「お米が無くなり困っている」あるいは「お米が無くなりおかずもないので助けてほしい」などの電話が入ってきます。その頻度が増えてくる傾向にあります。
今回はレトルト食品、日用品などは幸いにもこども家庭庁「令和6年度ひとり親家庭等のこどもの食事支援等支援事業」のご支援のもとで購入させていただきました。このようなご支援は大変有難いことではありますが国の方策はもっと別のところにあるのではないかという思いと重なりながらの活動でもありました。
いつものようにセカンドハーベスト・ジャパン様、WSF様、イオンアグリ創造㈱様(トマト)、また、先月に引き続きJAほくさい様からは美味しい梨(幸水梨)をいただきました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
今回も75世帯(250人)の利用者様でしたが、仕事で取りに来られない方などが今回は特に多く、翌日を含め後日引き取りの方が13家族、いろいろな事情で取りに来られない家族が8家族あり、全てに対応して完全に終了するのは25日になります。
猛暑のなか少人数で何とかこなして無事終えることが出来ました。ボランティアのみなさまお疲れさまでした。
昨日ボランティアとして初めて参加された仲山さん絡みで長くなりますが追記しておきたいことがあります。
羽生の杜は11年前に立ち上げ活動を開始しますがその中心になるはずであった畏友小田原紀雄の教え子が仲山さんです。「なるはず」というのは残念ながら彼はNPO法人立ち上げと時を同じくして病没することになります。
私は彼の急逝に伴いその後釜として全く未知の羽生市に都内から引っ越しをしてきて活動を開始することになったのです。
小田原紀雄さんは塾の教師を長いこと続けておりましたが、その教え子たちは命日月の8月に必ず何人かが10年たった今でも羽生を訪ねて来られるのです。この男・小田原紀雄のヒトとなりが分かるというものです。
全ての活動を終えた後、仲山さんと久しぶりに沢山話し込み一日の疲れも吹き飛んでしまうような良い時間を持つことが出来ました。遠方から出かけてくださってありがとう!また是非来てください。

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