4月 羽生の宿「俳句・連句講座」

2025/04/13

13日は羽生の宿(今井さん宅)にて俳句・連句講座が開催されました。
今回も私の別件スケジュールと重なり顔を出すことが出来ませんでしたが素敵な報告と写真が送られてきました。
以下のカッコ内の文章は講師の鈴木先生が私宛メールに報告いただいた内容です。そのまま転載させていただきます。
「昨日は生憎のぱっとしない空模様でしたが、欠席が少なくて、私も含めて十一人の出句でした。案内メールにも書きましたが、多紀子さん宅での開催のときは、羽生の杜開催のときと違って、はじめに庭に出ての吟行がありません。その時間を利用して蓬餅搗きをしよう、ということを事前に多紀子さんから提案していただき、臼と杵を使っての本格的な餅搗き(白い餅と蓬餅)を体験させていただくことができました。
昼食とお八つに、安倍川餅やあんころ餅など、いろいろな形でいただきました。みなさん大喜びで、その後の句会も連句もいつもより一層テンションが上がった感じです。そういうわけで、代表句にも餅搗きの句がいくつかあります。」(鈴木先生より)
春の夜や浅き眠りに老い深し     今井多紀子
杵打ちて良き音のして蓬餅          同
振り降ろす杵の手元に春の雨      宇田川肇
幸せを追ひかけてます花の宿         同
お隣の空家三年諸葛菜         加藤陽子
三つ編みの少女の像や風光る         同
雪柳白一色の重さかな         小林 翠
ホームへと迫る桜の二分間          同
牡丹雪降り止まぬ夜の重き箸      佐藤徹心
母知らず水を選ばず蝌蚪群るる        同
砂時計の砂を見てゐる啄木忌     鈴木千惠子
チョキをまだ出せぬ幼子花辛夷        同
知らぬ間に知らぬ小径や桜南風(まじ)  田中秀夫
長屋根をシロフォンとせり春時雨       同
九十九(つくも)段上り眼下に花の園   萩原澄江
雨あがり牡丹の莟ふくよかに         同
千歳(せんざい)の花咲く人のゐない村  藤 千波
ストリートピアノの響風信子(ヒヤシンス)   同
余生などもつてのほかと木の芽張る   箭内敏枝
春日傘ゆらゆらと角曲り来る         同
てのひらの喜ぶ重さ蓬餅        鈴木了斎
軒暗し桜流しの雨と風            同
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