5月 俳句・連句講座
2021/05/20
5月20日は「おいでよ!羽生の杜」俳句・連句講座でした。先月の「さきたま古墳公園」に新しく参加された方々も引き続き受講され8名の参加者になりました。いまや「おいでよ!羽生の杜」講座としては最も参加者の多い講座になってます。昨日から今朝にかけて降った雨も上がり、いつものように羽生の森の吟行で、雨露にあたった木々が程よく濡れて最高のロケーションの舞台だったのではないかと思います。森の様子を詠った句が多く目立ちました。以下、すべて「羽生の森」を詠った句が代表句に選ばれました。
杜深く入らば緑に吾を染めよ 敏枝
風向きの変はるやいなや雨蛙 陽子
生真面目に三つ葉ばかりのクローバー 千恵子
髪解けば肩までありぬ半夏雨 徹心
竹林に武道のいぶき風の声 高夫
飴色の箱に手紙や風薫る 純子
下闇に粘菌の描くイコンかな 肇
昼顔の皆で見てゐる白日夢 了斎
昼食は皆さんでいただきますが、先月の古墳公園に参加された考古学をご専門として生業をなしている宇田川さんが発掘した椀を持ってきてくださり皆さん説明しながらお見せくださいました。
午後は俳句参加者がお二人抜けて5人での連句会となりました。